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確定申告

一人親方のための確定申告 年間スケジュール・やることカレンダー【2026年版】

確定申告は2月〜3月だけの作業ではありません。一人親方が1年を通して何をいつやればいいか、月別のやることカレンダーにまとめました。

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確定申告は「年明けの作業」ではない

確定申告というと、「2月〜3月に焦って準備する」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、確定申告の負担を減らすカギは、1年を通して記録を続けておくことにあります。

この記事では、一人親方が1年間でやっておきたいことを、月別のカレンダー形式でまとめました。

※納付期限・手続きの日付は年によって変動する場合があります。実際の期限は、必ず国税庁・自治体の最新情報を確認してください。


年間スケジュール一覧

時期やること
1月前年分の記録のとりまとめ、確定申告の準備開始
2月中旬〜3月中旬確定申告書の作成・提出、所得税の納付
3月末消費税の申告・納付(課税事業者の場合)
4月新年度の記録体制を整える、振替納税の口座振替
6月住民税・国民健康保険料の通知が届く
8月個人事業税の納付(第1期)
11月個人事業税の納付(第2期)、ふるさと納税の検討
12月小規模企業共済・iDeCoの年内手続き確認、来年の準備

それぞれの時期について、もう少し詳しく見ていきましょう。


1月: 前年分のとりまとめ・確定申告の準備開始

1月は、前年1年分の売上・経費の記録を整理する時期です。

  • 1年分の請求書・見積書の発行履歴を確認する
  • レシート・領収書の整理(月ごとにまとめてある場合は、年間でまとまっているか確認)
  • 取引先から送られてくる「支払調書」などの書類を確認する
  • 確定申告に必要な書類(保険料の控除証明書、ふるさと納税の証明書など)を集め始める

ここで記録の漏れや整理不足に気づくと、2月以降の作業が大幅に楽になります。日々の経費記録については「一人親方が経費にできるもの・できないもの【完全リスト】」も参考にしてください。


2月中旬〜3月中旬: 確定申告書の作成・提出・納税

所得税の確定申告期間は、例年2月16日頃〜3月15日頃です(土日の場合は翌平日に調整されます)。

この期間に行うこと:

  • 1年分の売上・経費を集計し、損益を計算する
  • 青色申告の場合は、青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)を作成する
  • 確定申告書を作成し、e-Taxまたは書面で提出する
  • 所得税を納付する(振替納税を利用している場合は、4月頃に口座から振替)

確定申告全体の流れについては「一人親方の確定申告、何から始めればいい?【2025年版】」で詳しく解説しています。


3月末: 消費税の申告・納付(課税事業者のみ)

インボイス制度に登録して課税事業者になっている場合、消費税の申告・納付期限は所得税より少し遅い3月31日頃です。所得税の確定申告と消費税の申告を、別のタイミングだと勘違いして期限を過ぎてしまわないよう注意しましょう。

簡易課税・本則課税・2割特例など、消費税の計算方法については「一人親方のインボイス制度Q&A 簡易課税と本則課税、どっちを選ぶ?【2026年版】」で解説しています。


4月: 新年度の記録体制を整える

確定申告が終わったら、その年の記録のやり方を見直すタイミングです。

  • 前年、記録が漏れがちだった項目(現金で払った経費、私用と兼用の費用など)を確認する
  • レシート・請求書の整理方法を見直す(月ごとにフォルダを分ける、写真で記録するなど)
  • 振替納税を利用している場合は、口座の残高を確認する(所得税が口座から引かれる時期)

「去年大変だった作業」を、今年は仕組みで減らせるかどうかを考える、1年の中で最も重要なタイミングです。


6月: 住民税・国民健康保険料の通知

6月頃には、確定申告の内容にもとづいて計算された、住民税・国民健康保険料の納付通知書が届きます。

  • 住民税: 一括または年4回(6月・8月・10月・1月)に分けて納付
  • 国民健康保険料: 自治体によって納付回数・期限が異なる

確定申告で計算した所得が、住民税・国民健康保険料の金額にも影響します。前年の所得が高かった場合、この時期の納付額が大きくなることを想定して、資金を準備しておきましょう。


8月: 個人事業税の納付(第1期)

事業所得が一定額を超える場合、個人事業税が課税されます。都道府県から送られてくる納税通知書にもとづき、8月11月の2回に分けて納付するのが一般的です。

個人事業税は、業種によって税率や、課税対象になるかどうかが異なります。建設業に関連する業種は対象となることが多いため、通知が届いたら内容を確認しましょう。


11月: 個人事業税の納付(第2期)・ふるさと納税の検討

11月は、個人事業税の第2期の納付に加えて、その年の所得がある程度見えてくる時期でもあります。

  • ふるさと納税を検討している場合、年内の所得を踏まえて寄付額の上限を確認する
  • 年末にかけて発生する経費(工具の買い替え、車両の点検など)の予定を立てる

ふるさと納税を含む節税方法については「一人親方の節税方法まとめ 小規模企業共済・iDeCo・国民年金基金【2026年版】」でまとめています。


12月: 小規模企業共済・iDeCoの年内手続き確認・来年の準備

その年の所得控除を増やしたい場合、小規模企業共済やiDeCoの掛金は、その年の12月末までに支払った分が、その年の控除として扱われます(掛金の上限・支払いタイミングは制度のルールに従います)。

また、12月は1年間の記録を振り返る良いタイミングです。

  • 今年の売上・経費の記録に漏れがないか、ざっと確認する
  • 来年の確定申告に向けて、必要な書類のリストを作っておく
  • 翌年の値上げ・取引条件の見直しなど、経営面の振り返りを行う

月次でやっておきたいこと

年間スケジュールとは別に、毎月やっておくと確定申告がぐっと楽になることがあります。

  • その月に発行した請求書・受け取った領収書を整理する
  • 売上・経費を記録する(手書き、エクセル、アプリなど方法は問わない)
  • 未払いの請求書がないか確認する

未払いの確認については「請求書を払ってもらえない時の対処法【一人親方のための未払い対策】」も参考にしてください。


まとめ

確定申告は、2月〜3月だけの作業ではなく、1年を通した記録の積み重ねの結果です。年間スケジュールを把握しておくことで、「いつ何をすればいいか分からない」という不安を減らし、納税のための資金準備もしやすくなります。

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